ヒューケラの育て方・楽しみ方

02. 育て方・管理方法

ヒューケラの魅力

1.色彩豊かなバリエーション
ヒューケラの魅力はその美しい葉色。グリーン系をはじめ、シルバー系やパープル系、オレンジ系、黒系、レッド系や斑入り系など、カラフルで色彩豊かな葉色が揃っております。
ヒューケラは育成ステージ・季節・置き場所・光線の量によっては色がさまざまに変わるものもあります。
また、ワイン色の新芽が育つにつれて綺麗な文様が浮かび上がる品種はとても魅力的です。(フォーエバーパープル・ジョージアプラムなど)
品種によっては全く異なった品種ではないかと思うほど変わるものもあります。 季節的には、春と秋の葉色がとても美しいです。
2.春に咲く可愛い花
ほとんどの品種は晩春から初夏にかけ、小さなベル型の花が集まって咲きます。ヒューケラの花は可憐で美しく、鉢植えや花壇はもちろん、水揚げもよいので切り花としても楽しめます。
花色は豊富でホワイトやベージュ、ピンクローズレッドなど多彩です。品種によって、咲く時期・開花期間・咲き方・花の形・花茎の長さが異なります。 葉色と花のコントラストを楽しむのもおススメです。
都市名が付いているヒューケラは比較的花付きが良く、開花時期も長い品種です。
3.花も葉も両方楽しめる
以前の品種は、花が綺麗だと葉色が良くない。逆に葉色がきれいだと花が良くないという品種ばかりでしたが、近年は葉色も花も両方綺麗と言われる品種が増えてきました。
こういった両方楽しめる物は、単体で植えて葉と花のコントラストを楽しむ方法がおススメです。 赤系の葉色に白い花、グリーンの斑入り葉に赤い花、シルバーの葉にピンクの花など、コントラストがとても見事です。
切り葉と切り花の両方楽しめるので、フラワーアレンジにも適しています。
4.年間通して楽しめる耐寒性
ヒューケラは常緑多年草なので、一年を通して楽しむことが出来ます。夏は適切な環境管理を行えば育てやすい丈夫な植物です。特に耐寒温度が-10℃~-15℃までと非常に強く、冬の寒さは気にしなくてもよい品種ですから、秋から冬のガーデニングに最適です。
時期に応じて葉色も花も楽しめる多彩な表情を持つガーデンアイテムのヒューケラ。明るくポップな色合わせや、シックにもエレガントにも決まるヒューケラをぜひお試しください。
ワンランク上のガーデニングが楽しめます。

ヒューケラの楽しみ方

ヒューケラは年間を通して様々な楽しみ方があります。
花壇、鉢植え、切り花、グランドカバーと用途は多彩です。
特に夏場はシェードガーデンに欠かせないアイテムプランツです。庭植え、公園などの景観植物としても植えることが出来ます。
コンテナやハンギングバスケットを使った寄せ植えでは、シンプルに葉色を楽しむ同系色の寄せ植え、葉色を変えてカラフルな寄せ植え、異なる植物と共に植える寄せ植えなど、バラエティーに富んだ演出がお楽しみいただけます。
地植え
寄せ植え
花壇
ハンギング壁掛け
ハンギングボール
リース

植え付け

ヒューケラ類は、生長点(茎の先端の芽)が低い位置にあるので、深植えをすると芽が埋まってしまい生育しません。
植える苗のポットの土の高さと、植えた後の土の高さが同じになるように植え付けましょう。
ただし、芽の位置の下がワサビ茎のように長くなっている場合には、ワサビ茎は土の中に埋めてしまっていましょう。
また、植える時に下葉に傷みがある場合には、切り取るかあるいは横に回すようにすると取れますので、枯れたり傷みのある葉は最初に取りましょう。
長く効く緩効性肥料を元肥として入れて植え付けましょう。
鉢植え
単品植えは6〜7号鉢がおすすめです。
基本的に排水性と通気性の良い用土を好みます。用土は排水が良く、緩効性の元肥が入っている物に植えるとよいでしょう。
テラコッタなどはオシャレな形の物がありますが、底穴が一個しかないような排水の悪い物は、底に軽石や大粒のパーライトを入れてから植えましょう。
排水を良くするポイントは、用土全体の30%ぐらい軽石や大粒のパーライトを混合させることです。用土のPHは5.8~6.3の範囲(市販の物はほぼこの範囲)が最適です。 水はけ用のスリットがあったり、排水孔の多いプラスチック鉢なら軽石は入れなくてよい大丈夫です。
ヒューケラは寄せ植えやハンギングにも相性の良い植物です。上に伸びるより面を覆うように生育するので、寄せ植えはにする場合は、前面や横などに植えるとよいでしょう。
地植え
地植えには、水はけの良い場所、少し傾斜があるとよいです。
最近の異常気象でゲリラ豪雨や線状降水帯が発生するなど、ヒューケラにとっても過酷な気象条件です。
水が溜まらないような所を選ぶことことが重要になるでしょう。
冬は日当たりが良く、夏は半日陰になるような場所があれば、なお適しています。落葉樹の東側などはおすすめの場所です。
堆肥や緩効性肥料を入れて、よく耕してから植えましょう。

育てる環境

一般的なヒューケラは初夏から初秋までの強い日差しを嫌います。
風通しの良い明るい半日陰か、午後には日陰になる場所で育てましょう。耐陰性があるので日陰でも生育します。
鉢植え
日なた〜半日陰〜日陰で生育しますが、秋から春までは殆どの品種は直射日光が当たる風通しの良い場所が適しています。
※通常の雨は問題ありませんが、ゲリラ豪雨や長く降り続く線状降水帯のような場合には、鉢植えは雨の当たらない場所へ移動しましょう。株の傷みを防ぐ事が出来ます。
地植え
夏は風通しと水はけの良い日陰がベスト、西日を避けれる場所を選びましょう。
秋から春にかけては直射日光に当たることで葉色は美しくなります。日当たりの良い場所への植え付けがおすすめです。

ヒューケラの育て方

開花期・開花条件
開花には低温を必要としますので、冬は戸外で管理しましょう。
低温で花芽が分化しますが、何℃でどれ位の温度に当たれば開花するか、品種によってかなり異なります。
最近の品種はそれほど低い温度でなくても充分花が咲く品種も多いです。夜温が5〜8℃以下になれば、ほとんどの品種は初夏に花が咲きます。
稀に古い品種には、もう少し低い温度に当たらなければ咲かない品種もあります。
耐寒性
耐寒性が強く-15~-20℃までは大丈夫、霜に当たっても問題ありません。(※品種により差があります。)
鉢植えの場合、寒い地域で鉢の内部の用土まで凍ってしまうと根の傷みにつながりますので、できれば-10℃位までがいいでしょう。寒い地域では、冬の日中は日当たりの良い軒下などへ置くことをおススメします。
地植えの場合、秋から冬に植え付けるとまだ根がしっかりと張っていないので、霜で持ち上がってしまう場合もあります。
春まではバークなどを敷いて、防寒対策をするとよいでしょう。
肥料
肥料は春と秋に行うのが通常です。春(2月~4月)と秋(10月~11月)の育成期に1ヶ月に1度置き肥をして下さい。液肥の場合は2週間に1度与えましょう。
高温多湿の時期はヒューケラが肥料を処理できず死んでしまうこともありますので、肥料は与えないでください。
水やり
ヒューケラは多湿を嫌いますので、毎日水やりはせず、土の表面が乾いてからたっぷりあげましょう。
用土が濡れている時は水やりは不要、毎日少しずつやるのも良くありません。
乾いたらタップリとかけて、次に用土が乾くまで待ちましょう。
お手入れ
咲き終わった花茎や傷んだ葉は、株元からハサミで切り取っておきましょう。
晩秋から初冬に植え付けたものに関しては、葉の傷みはそれほど多くないので、下葉の古い葉だけを数枚切り取っておく程度でいいでしょう。
※春に植えて一年以上が経過し、葉がいっぱい付いて大株になってしまった場合には、株元の新しい葉を残して古い葉は傷んでいなくても株元から切り取ってしまいましょう。
切る時期ですが、3月上旬から4月中旬が適しています。 千葉県北西部の場合には3月中旬頃、もっと寒い地域なら4月になってからでもいいでしょう。
これにより株元がスッキリするので、春の新葉が綺麗に出てきます。
ヒューケラ類は春の葉色が一番鮮やかな色彩ですので、早春のお手入れはぜひお試しください。

ヒューケラ株分け(上級者)

数年に1度、株が大きくなったら株分けしましょう。
時期は生育期の秋か春がおススメです。地植えの場合、わき芽が多く混んできたら一旦掘りあげてハサミかカッターでわき芽の根を付けるように切り離し、ポットの植付ます。
秋なら小鉢で生育させてから翌年の春に庭植えしましょう。暖かくなり始めた4月頃にヒューケラの茎が3cm以上伸びていたら、剃刀や鋭いナイフなどで土の元から切り取り、長い茎を用土の中に入れるように挿して光の弱い日陰に置きましょう。1ヶ月程で新しい根が出てきて植物体がリセットされます。
春と秋の生育期は直射日光に当たった方が綺麗な葉色を楽しめます。夏に日陰に置いていたコンテナは秋になったら日当たりの良い場所へ移動しましょう。

CONTENTS

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